グロップの人材派遣会社としての在り方

グロップの人材派遣
もともと、日本では、終身雇用制や年功序列といったシステムが基本となっていたために多くの企業で正社員雇用が行われ、その大多数が終身契約となっていました。
そのため、被雇用者の側も世間体を気にして、正社員として働くことに意義がある時代でした。

しかし、バブル経済がはじけた後には、海外資本をはじめとして様々な雇用制度や、そもそものライフスタイルのあり方も再定義がなされるようになってきています。

雇用形態としても、正社員のような正規雇用でなく、非正規雇用の中での枠組みが著しく変革してきているのが昨今の日本だと言えます。

業種もメーカーの海外進出などもあり、その結果求人倍率が悪化したことやIT革命などによって求められる資格や業務内容も変化してきています。

長引く不景気の中では、企業側も人的コストを抑えたいという意見が多く、また、被雇用者である若者も、様々な働き方を選択肢として持っているため、結果的に多くの雇用形態やシステムを生み出すことになりました。

そして、現在では知名度もあり、制度として認知されているものの中に派遣社員制度があります。

その多くは、地域の人材派遣会社などを仲介として、登録されている雇用者を紹介を希望する会社へと派遣することにより、人材を捻出するという方式で、被雇用者も企業側も一定期間での仕事であることや、賃金体系もしっかりとしていることなどからお互いにメリットのある制度だと言えます。

この人材派遣をしている会社の中に、岡山県に本社を置く「株式会社グロップ」という会社があります。

グロップが手がける事業

同社は、人材派遣事業だけでなく、教育事業や化粧品事業などをはじめとした14の事業を展開している企業です。

また、創業からの時間は長く、もともとは教育事業で評判を得てきた企業であるため、中国四国地方を中心に多くの関連を持つ企業があることも特徴となっている会社です。

そのため、人材の紹介先も幅が広く、官公庁などの公務員関係の仕事から、看護師・保育士などの要資格になっている仕事まで興味を持った仕事を選ぶことができることがここで派遣を紹介してもらうときのメリットだと言えます。

また、紹介先が多いことの良い点として、他にも、期間の長短も多くあることや、派遣雇用期間が過ぎても雇用者側が条件によっては正規雇用となることもあるようです。

昨今の、経済情勢では、正社員は狭き門となっていることや就職先が定まらない場合などには人材派遣を利用するというのも一つの手段だと言えます。

著者情報

プロフィール:上代 裕也
人材コンサルト。転職で悩む同世代の人たちに向けて役立つ転職情報を配信している。