人材派遣の面接でボディランゲージは使うとよい?

ボディランゲージで相手に与える印象を変えられます


人材派遣の面接では、ボディランゲージを使った方がよいでしょう。なぜならボディランゲージは、体の動きを利用したコミュニケーションの一つで、使い方次第では自分の印象をさらに良くすることができるからです。

また人材派遣の面接は誰もが緊張してしまうものですが、ボディランゲージを使うことで緊張が解けて、表情にも余裕が生まれるという効果があります。

余裕のある表情は、自信に満ち溢れているように見えるでしょう。しかし過度なジェスチャーや大げさな動作は控えてください。

人材派遣の面接はビジネスの場ですので、やり過ぎのボディランゲージは、面接官を不快にさせてしまう場合があります。そのため使ってよいボディランゲージと、そうではないボディランゲージを理解しておく必要があります。

好印象なボディランゲージは笑顔です

ボディランゲージを上手く使うことで、コミュニケーション能力を高く見せたり、魅力的な人物だと思わせる効果があります。好印象なボディランゲージは、以下のものがあります。

・笑顔
・アイコンタクト
・うなづく
・まねをする

コミュニケーションを取る上で欠かせないのは笑顔であり、これも立派なボディランゲージの一つです。親しみやすさや感じの良さが、面接官に伝わります。

アイコンタクトはビジネスの場において最低限のマナーと言われており、相手の目を見れない人は自信がないように感じられるので、苦手な人もできるだけ目を見るようにしましょう。

ただし凝視するのは良くありません。相手の口、鼻など顔のパーツを数秒づつ見るのがポイントです。

面接官が話をしている時に、うなづくのも非常に効果的なボディランゲージと言えます。うなづくことで、「あなたの話に興味がある」と思わせることができるのです。

また人間は自分と似た様な相手に心を許す傾向がありますので、相手のジェスチャーを真似る「ミラーリング」は、安心感を与えることができます。しかしこれらは過度に行うと、ふざけているのかと思われることもあるので注意しましょう。

悪印象を与えるボディランゲージとは大げさなものです


使い方によっては相手に好印象を与えることができるボディランゲージですが、やり方が悪いとかえって評価を下げてしまう可能性があります。悪印象なボディランゲージは、以下の通りです。

・身振り手振りが大きすぎる
・手をたたく、身を乗り出す
・腕や足を組む

政治家や司会者が身振り手振りで熱弁を振るう場面をよく見かけますが、人材派遣の面接では「やり過ぎ」になってしまうので、注意してください。大きさを表現したい場合は、手を左右に広げる程度にしましょう。

この時、自分の横幅以上に広げたり、大きな音で手を叩いたり、身を乗り出したりするのも良くありません。人材派遣の面接では集団で行う場合もありますので、隣の人に迷惑が掛からないくらいの動きに収める必要があります。

過剰な動きで周囲に不快感を与えないようにしましょう。

また礼儀正しさを重んじる人材派遣の面接の場において、腕や足を組むのは論外です。どんなに素晴らしい話をしていても、態度が悪ければ台無しになってしまうことがあると心に留めておきましょう。

ペーシングで一体感を生み出しましょう

ペーシングとは相手の話し方や話すスピード、間の置き方を真似するテクニックのことを言います。「阿吽の呼吸」という言葉があるように、相手とのタイミングや気持ちを合わせることで一体感が生まれ、信頼関係へ繋げることができるのです。

人は相手とのタイミングや呼吸が合わないと、ストレスを感じてしまいます。たとえば口を挟む隙もないほど早口で話をされたり、大声で話をされると「一方的だな」「会話をする気がないんだな」と受け取ってしまうでしょう。

人材派遣の面接でも同じように、早口で話したり必要以上に大声で答えると、コミュニケーション能力が無いと判断される可能性があるので、面接官の話し方やペースに合わせるようにしてください。

また間を上手く取ることも大切です。この「間」というのは、質問されたことに答える中で、重要なことを話す前に入れるタメのことで、その後に話すことが強調される効果があります。しかしこれもやり過ぎると逆効果になってしまうので、2秒間程度に収めるようにしましょう。

(まとめ)人材派遣の面接でボディランゲージは使うとよい?

1.ボディランゲージで相手に与える印象を変えられます
ボディランゲージは緊張を緩めたり、相手に好印象を与える効果があるので、人材派遣の面接では使った方がよいでしょう。しかし過度なジェスチャーや大げさな動作は面接官を不快にさせる可能性があるので注意が必要です。

2.好印象なボディランゲージは笑顔です
人材派遣の面接で効果的なボディランゲージは、笑顔・アイコンタクト・うなづく・ミラーリングです。これらを普段から身につけることで自然と面接時に使えるようになります。ただしやり過ぎると逆効果になるので注意が必要です。

3.悪印象を与えるボディランゲージとは大げさなものです

大げさなジェスチャーや腕を組むといったボディランゲージは悪印象になることもあります。人材派遣の面接では集団で行うこともありますので、手を広げる時は周囲に迷惑が掛からない程度にしましょう。

4.ペーシングで一体感を生み出しましょう
口を挟む隙もないほどの早口や度が過ぎる大声は、相手にストレスを与えてしまいます。人材派遣の面接では、面接官の話し方やペースに合わせるようにしましょう。

阿吽の呼吸が上手くいけば一体感が生まれ、信頼関係へと繋がります。

著者情報

プロフィール:上代 裕也
人材コンサルト。転職で悩む同世代の人たちに向けて役立つ転職情報を配信している。